08/22
Mon
2011
この話は緑風を読み直したときに秀麗、劉輝、リオウの朝ごはんシーンから連想したものです。
劉輝の好きな桃は楸瑛が持ってきたものでしたよね。
晏樹様の不幸な桃と違って今回はちゃんと全うな楸瑛桃です。
最終巻でも絳攸たち側近が旅立ちの準備をしている間にこの父子の会話が聞けましたが、二人は今後ちゃんと家族としてやっていくんだろうなと微笑ましく思ったので脳内補完でこの話を書きました。
旅立つ側は劉輝が心配で仕方ないだろうからリオウ君に託していくという。秀麗までも。
でもちゃんとみんな劉輝と同じように息子になったリオウのことも心配していたと思います。きっと一番心配していたのは縹家で一緒だった楸瑛じゃないかと思います。何だかんだ言って子供好きそう。リオウのことももはや友達レベルで接してましたもんね。
リオウもちゃんと大切にされているんだよ、という話にしたかったのです。
リオウああ見えてまだ現代で言うと小学生高学年から中学生くらいですもんね。まだまだお子様の部類ですよ。しっかりしてても。子供らしくないリオウを子ども扱いしようみたいな条約(?)が裏で結ばれていると面白い。
だから最後は滅多にない子供らしい姿で締めました。
考えてみれば劉輝とリオウの養子縁組は黎深と絳攸が親子になったときとちょうど年代的に同じですよね。黎深親子とまた違った父子の絆で結ばれて欲しいな。