09/16
Tue
2008
清華通鑑の過去編でした。本編が最終章に入る前にと思ってここでアップしました。
この過去編で劉輝にヒロインの過去が話せないことや、楸瑛が言っていた「御前試合」の意味、本編22話の回想、そしてヒロインが男装してどんな生活を送っていたかお分かりいただけたら嬉しいです。ちゃんと伝わっているといいなぁ。
清苑もヒロインもとてもシュールな子供時代を送っていたんですよね。
今でこそ後宮の次席女官ですから暗殺行為はやりませんが、昔はそんなこと言ってられないくらい生き残りに必死だったということです。王宮の後宮ってそういうところだよなぁって思って、ヒロインにはいろいろ黒いことをやってもらいました。
これで嫌いになられたらそれまでですけど、それでもヒロインを愛してやってください。
清苑は命がけで守ってくれたヒロインの事を心の特別な位置に置くようになったということです。
先日の日記でも書きましたが、「貞観列伝」の貞観という年号について。
清華が清苑が王だとしたときの年号なので、タイトルに先王の時代の年号をつけようと思いました。先王の治世は“貞観の治”を参考にされているらしいので、そのまま引用。
貞観XX年という年数を決めるために勝手に推測してます。
先王は30代で初めて子供が出来たということだったので55~56歳で死亡したと推定。きっと第一公子と同い年くらいだった静蘭が先王死去の時24,5歳だったはずだから。百合姫が生まれた頃に先々王が死亡と推定。玉環が身ごもったのを隠して紅家に下がったのは、先王の王族殺しに巻き込まれないため(?)。
上治元年の時、百合姫33,4歳だとします。
つまり先王が即位したのは21~23歳くらいだと考えられ、先王死去の時には貞観34年(=清華元年)くらいになるという計算です。という訳でこの『貞観列伝』は上治元年より13~4年前の話なので、貞観20~21年となります。
ついでに「列伝」は個々の人物(特に国に仕えた官僚)の一生や周辺の異民族の民俗を書き並べたもの。
王の記録ではないので、「列伝」を使いました。
以上あとがきでした。また過去編やりたいですね。