最近家にある本をまた読み返すのにはまってます。
新しい本を買うのもいいけど、また読み返すのも新たな発見があるものです。
彩雲国も結構読み返しました。黒蝶とかはあまりのショックで買った後数回読んで仕舞ってたのですが、7月の彩雲国ラッシュで感化されてもう一度読んでみるかという気になり。
御史台配属になる最初の頃に比べると秀麗、すごく切れ者になったなーって。
情ももちろんあるけど、切れ味鋭い刃みたいな女の子になっちゃって。
清雅くんとの張り合いも一層切れが良くなってきて、可愛い子ちゃんだったあのころがなつかしーっていうか。
タンタンが会ったらきっと「うへー。また一段と強くなっちゃって」って言いそう。関わりたくないって顔しながら。
で、黒蝶読んで思ったんですけど、今まで私は劉輝と秀麗が結婚して幸せになってほしいと一番に思っていました。それが少女小説の王道だからっていう固定観念で。
でもあれだけ官吏として花開こうとしている蕾の秀麗を見ると、このまま後宮に入るのはあまりにももったいなさすぎる。劉輝と結ばれないほうが秀麗は輝けるんじゃないかって。
現代では事実婚っていう形式もありますが、彩雲国では婚姻関係がかなりの影響力を持つからそれも不可能だけど。
だから戩華王と鬼姫の関係になってでもいいから、秀麗には官吏を続けてもらいたい。末は宰相位まで上り詰めて欲しい。静蘭は将軍になって秀麗を支えるの。
お互いを一番に思いあってるけど結ばれない。それでも幸せっていう恋のカタチは無いのかなって思っちゃいました。
だって、秀麗は後世の歴史書に長く名前を残す『伝説の女官吏』になるんですよ。
最初の一ページからまだそんなに紙幅を裂いてないでしょ。
これからが秀麗の官吏の歴史なんだから。伝説になるまで仕事してよって。
劉輝と秀麗が結ばれない結末だったらきっとズンドコ落ち込むと思います。
だけどそれが最善のカタチなら何も言いません。
今までシアワセな結末はたくさん見てきたけど。彩雲国だったらそのカタチじゃなくても受け入れられるかも。
でも、出来ることならみんなが笑顔になれる結末を迎えてほしいです。
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